ワーホリ中に語学学校を選ぶ理由
ワーキングホリデーを利用して海外で生活する際、語学学校に通うことを選択する人が増えています。その理由は何でしょうか?
この記事では、ワーホリ中に語学学校を選ぶ理由とそのメリット、デメリットを詳しく解説します。
語学力向上のための期間と費用
一般的に、週に20時間、つまり1日あたり約4時間の語学学習を行うと仮定した場合、一つのレベルを上げるのに約12週間、つまり約3ヶ月必要とされています。
これは、学校での指導時間だけで、自習時間は含まれません。そのため、自身の学習スタイルや集中力により、個々人で変化する可能性があります。
そして、この12週間の学習にかかる費用は、学校や地域によりますが、大体3600ドルから4800ドル程度と考えておくと良いでしょう。
これには授業料のほか、教材費や施設利用費などが含まれます。また、生活費や宿泊費など、学校以外の費用も考慮に入れる必要があります。
国によって、ワーキングホリデーで語学学校に通える期間が決められています。これらの条件も考慮して、語学学校に通う期間を決めましょう。
国名 | ワーホリで学校に通える期間 |
---|---|
オーストラリア | 4ヶ月 |
カナダ | 6ヶ月 |
イギリス | 2年間 |
ニュージーランド | 6ヶ月 |
アイルランド | 1年間 |
ドイツ | 1年間 |
オランダ | 4ヶ月と1週間(17週間) |
スペイン | 1年間 |
フランス | 1年間 |
仕事と語学学校の両立はできる?
ワーホリ中に語学学校に通いながら働くことができるか心配な方も多いでしょうが、実際には両立は十分可能です。
語学学校の授業時間は週に大体15時間から30時間程度です。これなら、残りの時間を使って仕事をすることができます。
例えば、午前中に授業を受けて、午後や夜にアルバイトをするというスケジュールが考えられます。
実際に、私が通っていた学校では、週4日の9時から15時に授業がありました。学校が終わってからや金曜日から日曜日に仕事をする人もたくさんいました。
語学学校の時間割も柔軟に組まれていることが多いので、自分のライフスタイルや仕事のシフトに合わせて選ぶことができます。
また、語学学校で学ぶことで英語力が向上し、職場でのコミュニケーションもスムーズになります。
特に接客業やカスタマーサービスの仕事を探している場合、語学力の向上は大きなプラスになります。さらに、学校で習った表現やフレーズを実際の仕事で使うことで、実践的な英語力が身につきやすいです。
このように、語学学校と仕事の両立は難しいことではありません。むしろ、両方を上手に組み合わせることで、インプットとアウトプットの時間を作ることができ、効果的に英語を習得することができます。
時間管理やスケジュール調整をしっかり行い、自分に合ったバランスを見つけることが大切です。
ワーホリで語学学校に通うメリット
情報収集ができる
語学学校に通うことで、ワーホリ中の情報収集ができます。
例えば、学校では毎日の授業で最新の英語表現を学べるだけでなく、先生やクラスメイトから現地の生活情報、文化、イベントなどを知ることができます。
また、現地での仕事に関する情報も得られます。学校が提供するセミナーや講演会では、ビザの更新、現地の求人情報など、ワーキングホリデー生活に必要不可欠な情報を得ることができます。
これらの情報はインターネットで調べるよりも具体的で信頼性が高いため、より現地の生活にスムーズに適応することができます。
さらに、学校は現地の情報に詳しいスタッフが常駐しているため、困ったときにはすぐに相談できる安心感もあります。このように、ワーホリ中の語学学校は情報収集の窓口として役立ちます。
友達を作りやすい
ワーホリで語学学校に通うことで、友達を作りやすくなります。
友達を英語を使って会話をすることで、英語を使う機会が増えたり、おすすめのスポットを教えてくれたりします。
また、友達が増えるということは、その分だけ情報源が増えるということでもあります。
例えば、友達が自分がまだ知らないような仕事の情報を持っていたり、家の情報を持っている可能性があります。そのような情報を友達から得ることができれば、自分一人で調べるよりも効率的に情報を得ることができます。
さらに、友達が仕事や家を紹介してくれることもあります。オーストラリアでは紹介がとても主流です。そのため、自分一人で探すよりもはるかに確実性が高い方法です。
学校で履歴書の作成や、仕事の探し方を教えてくれる
ワーホリで語学学校に通うもう一つの大きなメリットは、学校が提供するキャリアサポートです。
多くの語学学校では、学生に対して履歴書の作成方法や、効果的な仕事の探し方を教えるセミナーやワークショップを開催しています。これらのプログラムは、新しい国での就労経験がないワーホリ生にとって非常に価値あるものです。
また、面接対策のアドバイスや、学生が興味を持っている職種や業界に関連する仕事の紹介を行っている学校もあります。これにより、学生は自分のスキルや経験を最大限に活用して、適切な仕事を見つけることが可能となります。
特に英語力に自信がない方や、海外での就労経験が初めての方にとっては、これらのサポートはとても役立つでしょう。
私が通っていた学校では、毎週授業が終わった後に、仕事に関するサポートをしてくれるアクティビティがありました。履歴書の添削や相談に乗ってもらいました。
しかし、すべての語学学校がこれらのサービスを提供しているわけではないため、学校選びの際には、キャリアサポートの内容や質を確認してみてください。それにより、ワーホリ生活をより有意義で充実したものにすることができます。
アクティビティで観光に行ける
ワーホリで語学学校に通うもう一つの大きなメリットは、学校主催のアクティビティやイベントを通じて観光が可能となる点です。
これらのアクティビティは、語学学習だけでなく、留学先の文化や歴史を知ることができます。
たとえば、市内観光ツアーや地元の祭りへの参加、自然探索など、様々なプログラムが用意されています。なお、これらのアクティビティは、通常、学校の授業料に含まれているため、追加費用を気にせず参加することができます。
また、これらの活動を通じて、同じ学校の留学生たちと仲を深めたり、他のクラスの人とも交流することができます。
ワーホリで語学学校に通うデメリット
お金がかかる
ワーホリ中に語学学校に通うデメリットの一つは、やはり「お金がかかる」点です。
語学学校の授業料は、地域や学校によって異なりますが、一般的には週あたり約300ドルから400ドル程度が相場です。
例えば、12週間通うとすると、授業料だけで3600ドルから4800ドルが必要になります。これに加えて教材費やアクティビティ費、入学金などの諸費用もかかります。
また、授業が終わった後の自習や宿題に費やす時間も考慮すると、アルバイトの時間が削られるため、その分の収入減も見込む必要があります。
そこで英語に自信がない。でもお金をできるだけ節約したい人はオンライン英会話をおすすめします。
語学学校に通う場合、授業料や交通費、教材費などがかかりますが、オンライン英会話はこれに比べて非常に経済的です。月額制や回数制のプランが多く、自分の予算に合わせた選択が可能です。
また、無料体験レッスンを提供しているサービスも多いため、自分に合った講師やプラットフォームを見つけることができます。これにより、無駄な出費を抑えつつ、質の高いレッスンを受けることができます。
以上の理由から、オンライン英会話は非常に有効な英語学習の手段と言えます。自分のペースで学びたい方や、コストを抑えつつ効果的に英語力を向上させたい方には特におすすめです。
必ず英語が上達するとは限らない
語学学校に通うと、英語がペラペラになると期待してしまうかもしれませんが、それは必ずしも現実ではありません。学校の授業だけで英語が上達するというわけではないからです。
例えば、学校で新しい単語や文法を習っても、それを実際に使ってみないと身につきません。授業が終わった後に自分で勉強したり、復習したりする時間がとても大切です。
このように、語学学校に通うだけではなく、授業以外の時間も工夫して英語を使うことが、英語上達の鍵となります。学校の授業はあくまでひとつの手段であり、それをどう活かすかは自分の努力次第です。
英語がペラペラになるまでには、時間と努力が必要であることを忘れないでくださいね。
仕事をする時間が減る
ワーホリで語学学校に通うと、授業に参加する時間が必要になるため、仕事に使える時間が少なくなります。
例えば、語学学校の授業が週に20時間あるとすると、その時間分だけ仕事ができなくなるわけです。これは特に、ワーホリ中にたくさん働いてお金を稼ぎたい人にとっては、少し不便に感じるかもしれません。
ワーホリ中にどのくらいの時間を勉強に使いたいか、そしてどのくらいの時間を仕事に使いたいかをよく考えて、自分に合ったバランスを見つけることが大切です。自分の目標や希望に合わせて、計画を立てると良いでしょう
まとめ
ワーホリで語学学校に通うことには、いくつかのメリットとデメリットがあります。
メリットとしては、新しい友達ができたり、情報収集ができたり、観光を楽しんだりすることができます。また、学校では履歴書の書き方や仕事探しのコツを教えてくれるところもあります。これらの体験は、英語を学ぶだけでなく、新しい環境に慣れるためにも非常に役立ちます。
一方で、デメリットもあります。
まず、語学学校に通うにはお金がかかります。授業料や教材費、通学費用などが必要です。また、語学学校に通ったからといって必ずしも英語が上達するわけではありません。授業だけでなく、自分で予習や復習をする時間も大事です。
そして、語学学校に通う時間が増えると、仕事をする時間が減ることもあります。これは、収入が減る可能性があるということです。
ワーホリで語学学校に通うかどうかを決める際には、メリットとデメリットをしっかりと考えることが重要です。自分がどのような体験をしたいか、どの程度の費用をかけられるか、どれだけ英語を上達させたいかをよく考えて決めましょう。
最後に、ワーホリは一生に一度の大きなチャンスです。語学学校に通うことで得られる経験や人脈は、将来にわたって大きな財産になるかもしれません。自分にとって最良の選択をするために、しっかりと情報収集をして、計画を立ててください。どの道を選んでも、きっと素晴らしい経験が待っていますよ。
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